プレスリリース

GMOリサーチ、DIY型(セルフ型)リサーチシステム 「GMO Market Observer」提供開始 ~アンケート作成・配信から集計まで効率的に実施可能~

2014年05月23日

GMOインターネットグループのGMOリサーチ株式会社(本社:東京渋谷区、代表取締役:細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、インターネット調査に必要な機能を一元化したDIY型(セルフ型)リサーチシステム「GMO Market Observer」を、本日5月23日(金)より提供を開始いたしました。

 「GMO Market Observer」は、インターネット調査に関する一連の作業を1つのインターフェースで簡単に操作・実行できる新しいDIY型リサーチシステムです。


【「GMO Market Observer」提供開始の背景】
 一般的なインターネット調査では、リサーチ会社がヒアリングをして各企業に応じたアンケートを作成・実施、回答を集計・分析した後、レポートするというプロセスが必要です。しかし、こうしたプロセスではディスカッションができるといったメリットはあっても、リサーチ会社と企業間で都度、相談や確認が必要になる上、アンケート設問の変更にすぐに対応できないといった弊害がありました。そのため、リサーチ結果をタイムリーにサービスや商品に反映させたい場合などは、企業側自身の操作でインターネット調査を行う、DIY型(セルフ型)リサーチシステムへの需要が高まっております。
 しかし、これまでのDIY型リサーチシステムでは、消費者へのアンケート回答依頼や回収、集計・分析といった工程ごとに、使用する機能や操作方法が異なる上、操作にはプログラミングのスキルが必要でした。
 GMOリサーチは、こうしたDIY型リサーチシステムを利用する際の手間を軽減するべく、インターネット調査に関する一連の作業を1つのインターフェースかつシンプルな操作で簡単に実行できる、新しいDIY型リサーチシステム「GMO Market Observer」を開発し、この度提供を開始いたしました。



【「GMO Market Observer」について】(URL:http://www.gmo-research.jp/rsp
 「GMO Market Observer」は、GMOリサーチの保有するパネルソース(*1)に加え、お客様が独自に保有するパネルソースも利用できるDIY型リサーチシステムです。アンケートの配信から、回収・集計までを同一インターフェースで行うことができるため、より効率的に調査・データ収集が行えます。







(*1) パネルとは、モニターの集合体。モニターとは、アンケート協力の承諾を得ている会員一人ひとりのこと。また、パネルソースとはその会員組織を指す。



●特徴1:サンプリングシステム「Market Observer Basic」
 「Market Observer Basic」は、パネルソースを検索して調査対象者を抽出し、アンケートの依頼を行うシステムです。パネルソースには、GMOリサーチが保有する990万人の消費者パネル「Asia Cloud panel」(URL:http://www.gmo-research.jp/acp)に加え、お客様が保有している会員リストを取り込むことができます。そのため、ロイヤルティーの高い自社会員と一般消費者の比較調査を、1つのリサーチシステムで行うことが可能です。
 また「Market Observer Basic」では、GMOリサーチ保有の消費者パネルを性別・年齢などのデモグラフィック情報のほか、保有資産・ペット飼育・喫煙状況・SNS利用状況など100以上の項目でセグメンテーションできます。さらに、各セグメントで回収可能な人数を即座に管理画面から確認できるため、調査設計をより的確かつスムーズに行えます。



●特徴2:アンケート作成・集計システム「Market Observer Survey」
 「Market Observer Survey」は、プログラミングなどのスキルを問わず、ドラッグ&ドロップのシンプルな操作でアンケートを設問から作成し、集計できるシステムです。従来プログラミングで対応していた複雑なロジックにも対応でき、回答データは同一システム上でデータチェック・集計できるため、シームレスにアンケートの分析を行えます。(※集計・分析機能はベータ版での提供です。正式版のリリースは2014年9月を予定しています。)



●特徴3:コミュニティ調査サービス「Market Observer Community」
 「Market Observer Community」は、GMOリサーチが運営するアンケートコミュニティ「infoQ(URL:http://infoq.jp/)」の会員とコミュニケーションを取りながら調査を行えるサービスです。掲示板でのコミュニケーション機能をはじめ、アンケートや日記などでメンバーの考えを探る機能など、コミュニティ運営のための様々な機能が充実しており、実態調査・商品開発・プロモーションの効果測定などを、モニター一人ひとりと対話しながら進めることができます。

※コミュニティ調査サービスはベータ版での提供です。2014年5月リリース版ではコミュニティ会員はinfoQ会員に限定し、会員とのコミュニケーションは当社スタッフがサポートします。



【「GMO Market Observer」概要】(価格は全て税別)
①DIY型(セルフ型)インターネットアンケート調査
 システム利用料金+パネル利用料金の2つで構成されます。

<システム利用料金>
【A】月額固定パターン  10万円~/月
【B】従量パターン    60円/1回答(月額料金なし)

<パネル利用料金>
■日本調査
30問 1000サンプル 24万8千円
40問 1000サンプル 30万4千円
50問 1000サンプル 35万2千円
■アジア調査
  別途お見積もり

<オプション>
■翻訳
  別途お見積もり



②「Market Observer Community」利用料金
<初期設定料金>
初期設定料金 5万円~
リクルート料金 5万円~
※infoQモニターをコミュニティにリクルート(誘導)する費用

<月額料金>
システム利用料金 5万円~
サンプル利用料金 5万円~
※リクルートしたモニターをコミュニティ調査に参加させる費用(モニターに対しての謝礼含む)

<オプション>
■コミュニティ調査の企画
■コミュニティのモデレーティング
■コミュニティのレポーティング
  各オプション、別途お見積もり



【今後の展開について】
 「GMO Market Observer」は、2014年9月を目処に集計機能の充実を図るほか、英語・中国語にも対応し、インターネットリサーチにおけるアジア圏の共通プラットフォームを目指してまいります。

【今後の展開について】
「GMO Market Observer」 URL:http://www.gmo-research.jp/rsp
「Asia Cloud panel」  URL:http://www.gmo-research.jp/acp
「infoQ」 URL:http://infoq.jp/