プレスリリース

統合マルチ調査パネル「infoQ Japan Network」をクラウド型で正式運用開始 ~調査パネルの拡大を加速させ、調査依頼主の利便性が向上~

2011年03月02日

 GMOインターネットグループのGMOリサーチ株式会社(本社:東京渋谷区、代表取締役:細川 慎一)は、業界最大級の統合マルチ調査パネル (*1)「infoQ Japan Network?(インフォキュージャパンネットワーク)」をクラウド型化して、本日3月2日(水)より正式運用を開始いたしました。

「infoQ Japan Network」がクラウド型になったことで、提携を希望する会員サイトの調査パネルとの連携が短期間で実施可能になりました。

アンケート調査を希望する国内・海外の調査会社・コンサルティング会社等の調査依頼主は、GMOリサーチと業務提携することで、ワンストップで調査パネルの検索・サンプル回収の可否・アンケート配信が可能です。
(※1)調査パネル:アンケート協力の承諾を得ている会員個人・集団のこと。


「infoQ Japan Network」とは
「infoQ Japan Network」とは、複数の調査パネルを1つの調査パネルとして利用できるマルチ調査パネルです。GMOリサーチの運営するアンケートコミュニティ「infoQR」を中心に、複数サイトの登録会員による調査パネルや国内外の調査会社の保有する調査パネルを連携させ、調査依頼主からの高い要求に耐えうる厳格な品質管理体制のもとで運営しています。
今回、「infoQ Japan Network」の調査パネルの拡大を加速させ、また調査依頼主の利便性を高めるべく、複数調査パネルの連携をこれまでのネットワーク連携からクラウド型での連携に移行いたしました。
また、クラウド型での試験運用の際にGMOメディア株式会社の運営するポイントサービス「ポイントタウンR」との連携を実施し、「infoQ Japan Network」は280万人を超える業界最大級の高品質調査パネルとなっています。

【「infoQ Japan Network」のクラウド型化について】
■会員サイト等の調査パネルとの連携がAPIで短期間で実現可能に~調査パネルの拡大に繋がります~

会員サイトとの連携の際に、これまでに要していたシステム開発や調査パネルの品質管理基準に基づく精査などの手間や時間が、クラウド化によって実現したAPI連携で短縮可能となりました。これにより、「infoQ Japan Network」のさらなる調査パネルの増加が見込め、ひいてはより偏りの少ない、多様な属性のモニターへのアンケート配信の実現、そして大規模な調査等の実現というメリットに繋がることが期待できます。

■「infoQ Japan Network」でのアンケート調査がワンストップで実現
これまではアンケート調査に必要な属性モニターを集めるために各調査パネルで検索・抽出が必要でしたが、クラウド型となった「infoQ Japan Network」では、あたかも1つの調査パネルのように検索・抽出でき、さらには回収の可否・アンケート配信までもワンストップで実施可能です。

【「infoQ Japan Network」の今後の展開について】
GMOリサーチは現在、会員サイトや調査会社の保有する調査パネルも「infoQ Japan Network」の調査パネルにワンストップで連携できる環境の構築を目指しており、今回のクラウド型での提供もその一環となります。リサーチ業界の共有プラットフォームとなるべく、広く調査会社・コンサルティング会社に開放し、当該サービスを拡大させることでリサーチ業界のIT化・標準化をさらに進め、業界の活性化に貢献したいと考えております。


【リサーチ業界の背景】
昨今、消費者志向の多様化した市場において、きめ細かいマーケティング活動を実施するには、性・年代・地域などの基本属性に加え、免許の有無や職業など、さまざまな属性からセグメント化された消費者の声をピンポイントで収集することが非常に重要となります。しかし、一般のアンケートサイトでは、そのサイトの持つ特徴によって基本属性・嗜好・行動等に、会員の偏りがでてしまいがちなため、精度の高いデータを取得できるほどのモニター数へリーチするのが非常に困難な状況です。そのため、調査会社や企業のマーケティングリサーチャーからは、偏りのない、さまざまな属性の消費者に確実にリーチできるような調査パネルが強く求められています。
このような背景からGMOリサーチは、2009年に統合マルチ調査パネル「infoQ Japan Network」を立ち上げ、リサーチ業界の共有プラットフォームを目指して拡大を推し進めています。