お知らせ

5,600人の価値観を「見える化」 『ラグジュアリー感 構造化プロジェクト』 調査資料販売の開始

2014年10月15日

 GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、GMOリサーチが保有する日本のモニターを対象に実施した『ラグジュアリー感 構造化プロジェクト』に関する調査資料の販売を開始しました。


【 プロジェクトの背景 】
生活者の持つ「ラグジュアリー感」は、さまざまな要素から構成されており、それぞれの持つ意味や使われ方が異なると考えられます。本プロジェクトでは、それらの要素を知るとともに生活者が持つ「ラグジュアリー感」の構造を明らかにすることを目的として、株式会社クリエイティブ・ブレインズの協力の下、自主調査を実施しました。


【 概念構造を可視化するScanamind (スキャナマインド) 】
今回のプロジェクトでは、GMOリサーチが提供する「調査票のいらない調査」のメニューの一つ「スキャナマインド」を結果の解析に使用しています。「幸せ」や「かっこよさ」など、生活者の持つ漠然とした考え方や価値観は、主観的な要素や生活環境など様々な要因が折り重なり、互いに強弱の差はあれ、影響し合って複雑に形成されているものです。従来ではこれを少人数の対象者に対してのインタビューを行って掘り下げて聞くことが一般的でしたが、これをオンライン上で短時間に数千人単位に対して調査を行い、あるテーマについて大人数が考えている主要な内容、また、それらがどのような関係性をもって構築されているのか、その構造が一枚のマップである程度把握できてしまう、全く新しいタイプの調査手法です。
スキャナマインドでは、回答者自身が選択項目を作成し評価を行うため、結果に調査側のバイアスがかかりにくく、生活者の考えをありのままに出力することができるのが大きな特徴です。そのため、本調査のように目に見えない概念や価値観の構造を明らかにする目的には最も適した手法の一つであると考えられます。


【資料のイメージ(一部抜粋)】

スキャナマインドに関する詳細は下記リンクにてご確認いただけます。
•GMOリサーチHP内 サービス紹介ページ http://www.gmo-research.jp/mt/visualize/scanamind/
•GMO最新ネット業界レポート マーケティング編 クリエイティブ・デザインを評価する 「Scanadesign (スキャナデザイン) Vol.1」 http://www.gmo.jp/report/marketing/42/index.php/
•スキャナマインド公式サイト http://www.scanamind.jp//


【 生活者が抱く「ラグジュアリー感」とは? 結果から見えたこと 】
1)「ラグジュアリー」と「高級」は似て非なるもの
「高級」を英語に訳すと「ラグジュアリー(Luxury)」ですが、今回の調査の結果から、生活者はそれぞれの言葉に違った意味やイメージを持っていることがわかりました。その他、本プロジェクトでは、事前調査の結果を基に、「ラグジュアリー感」を表す言葉として10個の言葉(※)を抽出し、それぞれの意味やイメージの微妙なブレや差異を構造的に理解しています。
※「ラグジュアリー感」を表す10語:
  ラグジュアリー、贅沢、高級、プレミアム、リッチ、セレブ、極上、特別、豪華、ゴージャス


2)ラグジュアリーブランドに対する「ラグジュアリー感」の違いとは?
具体的な製品やブランドは、高級ブランドや自動車、ホテル、飲食物、旅行関係など、さまざまな業種のものが列挙されました。その中でも、最も想起された項目が多かったのが高級ブランド品を提供するメーカーやブランド名で、各々の違いなども見えてきました。たとえば、「シャネル」や「エルメス」は共に非常に象徴的なラグジュアリーブランドである一方、それぞれが生活者に保有されている「ラグジュアリー感」には明確な差があることがわかりました。


3)顕在化されていない新しい価値観の可能性
今回の調査では、現在は顕在化されていないと思われる「新しいラグジュアリー感」が存在する可能性が示唆されました。スキャナマインドでは、回答者が列挙した言葉がそのままアウトプットとして概念マップ上にプロットされます。そのため、マップ上に言葉がない空間には、潜在的な概念や価値観が存在する可能性が考えられます。今回は、周縁の概念グループなどから、潜在的な新しい価値や概念を推察しました。

このように、スキャナマインドは従来調査では把握しきれない微妙な使いまわしやニュアンスの違い、また直接的な競合以外の業界との関係性なども包括的に理解することを可能にしています。


【調査概要】
●プロジェクト名: ラグジュアリー感 構造化プロジェクト
●調査対象: 20代~60代男女
●サンプル: 5,684名
●調査方法: インターネット調査
●分析手法: Scanamind (スキャナマインド)
●実施時期: 2014年9月


【資料の構成と主なポイント】
1.ラグジュアリー感の構造
•10個の言葉の構造から見えてきた4つの「ラグジュアリー感」
•モノとコト、それぞれの関係するイメージグループ
•「ラグジュアリー感」と付随するイメージの全体的構造
•新しいラグジュアリー感についての考察

2.業界別の分析
•高級ブランド、自動車など、6つの業界に関する分析

3.属性別の傾向
•性別/年代/家族構成別
•個人年収/世帯年収
•百貨店、ブランド専門店・ブティックの訪問頻度


【資料発刊】
資料名:ラグジュアリー感 構造化プロジェクト ~「ラグジュアリー」と「高級」の違いとは?~
発刊日:2014年9月30日
販売価格:108,000円(本体:100,000円 消費税:8,000円)



【報道関係お問い合わせ先】
◆GMOリサーチ株式会社 広報部 千野
TEL:03-5784-1100 FAX:03-5784-1105 E-mail:pr@gmo-research.jp



【調査に関するお問い合わせ先】
◆GMOリサーチ株式会社 JMI事業本部 担当 佐々木
TEL:03-5784-1100 FAX:03-5784-1105 E-mail:sasaki@gmo-jmi.jp